男はつらいよ
あまりに有名かつ名作な邦画なので、日本に住む成人で知らない人を探すほうが難しいのではないかと思うのですが、意外と「観たことがない」という方に出会うのです。
家族愛の押し売り的なイメージなのでしょうか? 若いうちは必要ないのかもしれません。
私が初めて「男はつらいよ」を観たのは、子供の時分に親族に連れて行ってもらったお正月映画だったことを覚えています。当時は2本立てで、おそらくそのもう1本がお目当ての映画だったであろうに何の映画だったのかさっぱり覚えていないのです。
その「寅さん」自体も内容は覚えていないのですが、断片的な映像と映画館の雰囲気は今も心に残っています。なぜなのかと思い返すと主題歌なのだろうと思います。
ドブに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く
※歌詞のすべてをupされています
心にストンと落ちるフレーズとあのメロディ。心を惹くイントロ。
今もDVDを観終わった後、メニュー画面のままにしておくことが多々あります。
エンドレスであのメロディーが流れるわけです。其れを聴きながら、哀愁と幸せな気持ちの両方に満たされるのです。